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第一章 ソウルリメイクカード
よく晴れた日の朝。
雲一つ無く、登り始めた爽やかな太陽の光を浴びながら僕達は学校を目指し、走っていた。
「はぁ、はぁ、おーい『雉』!!急げ!このままじゃ間に合わねぇぞ!?」
僕の前を走る『犬居 柴』が僕に振り向きながら大声で急かしてくる。本当にコイツは・・・!!
「うるさいよ柴!!元はと言えば柴が寝坊するからでしょ!?僕はとばっちりを受けただけなんだけど!?」
「ハハハッ。そう怒るなよ?俺達はパートナーだろ?どちらが欠けても駄目なんだ。もはや俺とお前は一蓮托生!さぁ、一緒にこのピンチを乗りきろうではないか!!」
「今パートナーに君を選んだのを凄く後悔してるよこの馬鹿犬!!そういうセリフは大会中に言ってよね!」
「任せとけって、俺はやるときはやる男だぜ?その大会に間に合えばな、ハハハッ!」
「遅刻で不戦敗するとか笑えないんだよ!!」
僕、『猫溝 雉』は頭が痛くて仕方がない。
僕達は今、自分達の通う中学校に向かっているが、今日は土曜日。授業はない。僕達の真の目的地は学校の体育館で開かれる『ソウルリメイクカード』による、タッグバトル大会の会場だ。
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