英雄の国絶対この手で滅ぼすマン

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急に日差しがでてきた。 そこで目が覚めた。 今の俺は一人称は俺になり、歳も27になった。 悪者の国は、英雄の国とは真反対の国だった。 町はゴミがそこらじゅうにおいてあった。 そして僕はその国でもゴミ同然だった。 首輪をつけたままの僕を拾ってくれたのはホームレスみたいなおじいちゃんだった。 おじいちゃんが死ぬまでの6年間ずっと愛情をもって育ててくれた。 おじいちゃんが死んでからは、スリをする生活をしていた。 そんな僕は学校ではいじめられた。 石を投げられた。 でも、俺はその投げられた石を投げたやつの前でかみ砕いた。 上履きに画びょうをいれられた。 俺はそのまま上履きを履いて教室に入った。 やがていじめはやんで俺はクラスでは悪者扱いだった。 この国ではその扱いは最高の扱いだった。 クラスのみんなは俺の召使みたいなものだった。 だけど俺はいじめもしなかったし、パシリもしなかった。 いっつもみんなが言う「ボガ様!」というのを気持ちよく聞くだけだった。
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