英雄の国絶対この手で滅ぼすマン

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そんな心優しい俺だが、いつも忘れないことがある。 それは英雄の国への憎い心だった。 いつか絶対にあんな国を滅ぼす。 そんなことばかり考えていた。 小中を卒業した俺は、英雄の国を滅ぼすため体に磨きをかけ、必死に勉強をした。 だけど、無職はさすがにきついからコンビニでアルバイトをしている。 この国のルールはお客様は魔王様をモットーに笑顔で接客するというルールがある。 だから俺はいつも笑顔や挨拶を一つ一つ意識して働いた。 そのおかげでバイトを始めて3か月でバイトリーダーに抜擢された。 その日常はほかの人からみたら貧しい生活だったかもしれない だが、俺にとっては実に充実していた。 朝はランニング、昼は勉強、夜はバイト。 すべては英雄の国を滅ぼすためだった。
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