英雄の国絶対この手で滅ぼすマン

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朝起きて、朝食をつくり、ランニングへ行くための準備をしたあと。 俺はいつものように朝のニュース番組を見ていた。 すると流れてきたんだ速報が。 「なんと!速報です!」 異様にニュースキャスターのテンションが高かった。 「英雄の国が何者かに攻撃されています!滅びる寸前とのことです!!」 え。 俺はマジで目から鱗だった。 そこにまた速報流れた。 「ここでまた速報です!英雄の国の王スダジャが殺害されたとのことです!!」 ニュースキャスター、コメンテーター、番組のスタッフまでもが狂ったように踊り喜びあっていた。 いつもは静かなこの町もすぐにうるさくなった。 楽器の音、人が叫ぶ声。 すべてがうるさくて、今すぐにでも「うるせぇ!」って言って殴りかかりたかった。 だけど、俺はその場から動けずテレビの画面を見たまま数時間過ごした。
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