1章

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1章

大きな湖の中にいた。 いや、自分が小さくなったというべきか。 これは夢じゃないかと思ったのでものは試してみようと思い、頬っぺたをつねる。 『いった!』 思わず声を上げてしまった。 幸い水の外側にも誰もおらず、ほっと胸を撫で下ろした。でも、さっきから水の中でも息が出来るのはなんで だろうと体全体を見てみた。そしたら、足がヒレになっている。この種をなんというんだっけ。 …そうだ!“人魚”だ!
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