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「本当は私がめっちゃ頼み込んでるんだけどね。この前は肩もみ1時間も要求されちゃってね!」
夏穂はクスッと笑った。
「竹井君とは仲が良いんだ?」
「仲が良いというか...小さい頃から家族ぐるみの付き合いで...兄弟みたいというか...。」
なずなは照れながら言った。
「一緒に野球観に行かないの?」
「いやその....行けたらいいし行った事もあるけど....なんか恥ずかしくて最近一緒に行こうって言えなくて....。」
「.......そっか.....好き....なんだね。」
なずなは不意を突かれ顔に動揺が出てしまった。
「....まぁ....その......うん......小さい時からずっと....。」
なずなは真剣な顔を夏穂に向けた。
「.....そっか....。」
夏穂は胸をぎゅっと抑えた。
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