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「一ヶ月前....入学したばかりの頃...。」
「え?」
なずなは真剣な顔で語り始めた。
「クラスの女子が和馬ちゃんに告白したんだけど....振られてしまって.....そうとは知らずに私....いつも通り和馬ちゃんと学校で喋ってたら振られてしまった子に呼び出されて.....私が振られたのを知ってて目の前で見せつけるなんてよくできるわね!って....。」
「え....まさかそれで...?」
「その子、クラスでも目立つというか....カースト上位って言うか....だから.....それ以来誰も私に声かけてくれなくなって....今まで仲良くしてくれた子も....。」
「そんなのおかしいよ!そんなだからその子だって振られるんだよ!」
「……夏穂ちゃんは....私と仲良くするの....その...周りの目とか....。」
「ん?」
「かーーーーーーーーほーーーーー!!」
「え!?」
振り向くとそこにはジト目の紗雪と笑っている実里がいた。
「なずなちゃんを迎えに行くのにどれだけ時間かかってるの!」
紗雪がため息混じりに言った。
「お迎えのお迎えに来たよー!」
実里は笑いながら言った。
「ごめん2人とも!」
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