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4人は中庭のベンチに座りお弁当を広げていた。
「もー夏穂は鈍臭いんだから相変わらず。なずなちゃん、体育の時も夏穂の相手大変だったでしょ?」
と、紗雪が言った。
「そんな....私も下手だったし.....。」
なずなは謙遜気味に言った。
「紗雪ー下手と下手がぶつかり合って下手指数はゼロになってるんだよ!」
夏穂はドヤ顔で言った。
「ちょっと何行ってるかわからない!下手指数ってなに?」
「だからそれはー...。」
なずなは二人のやりとりを微笑ましく見ていた。
「美味しいなぁ....。」
「確かになずなちゃんのお弁当美味しそうだね!」
夏穂はなずなのお弁当を覗いた。
「そうじゃなくてみんなで食べてると美味しいなって。今まで知らなかった。」
「美味しい思いがしたいならいつだって来ても良いんだからねなずなちゃん!」
実里はなずなの肩をポンと叩いた。
「実里ちゃん、それは誘い方としてどうなんだ!?」
紗雪はすかさず突っ込んだ。
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