お昼

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「 なーずなちゃん!迎えに来たよ!」 夏穂はなずなの後ろからガバッと抱きついた。 「夏穂ちゃん!」 「もーお腹ぺこぺこだよー早く中庭行こう!」 「うん!」 「....あのう?」 和馬は2人の様子を不思議そうに見ていた。 「え?」 夏穂は顔を上げた。 目に飛び込んで来たのは和馬の顔だった。 夏穂は一瞬真顔になった。 優しそうな目元なのに凛々しい顔立ちをしており、夏穂の胸の奥でなにかが疼いた。
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