エピローグ

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エピローグ

神々が住まう瑞穂の国 時代は、どんどん発展を繰り返し 人々の生活を豊かにした 戦争もなく国々が手をとり 誰かが血を流すような時代は、終わった その平和な時代でも変わらないがあった 光有るところに闇が有る つきまとうかのごとく現れる闇は、 時代が進化しても変わらず側にいた 日夜、ニュースに取り上げられる災害や悲惨なニュース 毎日のように報道される悲惨な現実 夢物語のようだが その一部が闇の住人の仕業という事に 遠い昔から人々は、気づいていた 人々は、闇と戦うすべを模索し編み出したのが陰陽道だった 陰陽道が確立された平安時代 大々的に闇が災害をもとらすこと 対抗手段が陰陽道であることを 国は表明した その結果、どんな災害どんな事件であろうとも闇のせいとされ 国自体が機能しないほどに横暴がかっぽした この事態を改善すべく国家は、陰陽道を隠ぺいし 人々の記憶から消し去る工作を打ち出していった その結果、人々の心から闇は消え陰陽道は夢物語となった 今日まで自然災害や人の過ちという言葉で認識されるようなったのは ひとえに国として対処されるようになったからだった それで、闇が消えたわけではない 国は、闇と退治する祓魔師部隊を設立 祓魔の血をひく家系の当主を集結させ 代々この国を闇から守らせてきた 隠密での情報収集を得意とし体術を得意とするお庭番集『灯里(とうり)家』 二丁拳銃で遠方射撃を得意とし援護射撃で有利に事を運ぶ『霊猫(れいびょう)家』 知識力豊かでからくりから機械工学へと時代の発展と成長してきた 『夏目(なつめ)家』 毒を制するのは毒と心に鬼を宿し鬼を触媒とし闇に対抗する『有我(あるが)家』 メインとなる四家と分家にあたる家系で構成された 国家直属の祓魔師部隊『祓光ノ月(ふっこうのひかり)』 時代が変わり『祓光ノ月』の構成も変わりながら祓魔血統四家が 討伐部隊とし日夜、闇から国を守っている
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