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「こっちの紫水はね
昔から僕の遊び相手なんだ
それが大政奉還でね
多くの花魁が闇と消えた
そんな遊女達の怨念をベースできたのが彼女なんだ
君たちも女を知りたくなったら紫水を頼るといいよ
こっちの黒曜はね
ネットにはびこる妬み辛みがベースになってるんだ
隠しラインやTwitterでのさらし
10代の買春
電子データーとして電気が飛び交う世の中
聞いた事ないかい?霊は、電子エネルギーで
霊界とは、チャンネルを合わせれば交信ができるって?
その負のエネルギーを普通の純粋な女子高生が
一身にうけたらどうなると思う?
自殺を越えて闇に落ちたのがこの娘さ
現代社会の事を色々と教えてくれるほんとにいいこさ」
「整体反応が増えました
そんな・・・AAA+SSSレイトが三人・・・」
司令室が絶句する
「あーそうそう
さっきの質問
どうして生きていたかって?
鬼の心臓を食べたからさ」
その答えにいよなが反応する
「その心臓ってまさか・・・・そんなはず」
「確かに10年前、僕は死にかけた
いや、あれは、確実に死んだはずだった
けどね、僕を討伐した
共倒れといった方が正しいだろ
共倒れする予定だった祓魔師『有我相志(あるがそうし)』
の心臓をたべたんだ
彼は、素敵だよ
心臓も稼働限界を越えて破裂していた
にも関わらず鬼の力で挑んで来る
霊力としては、残ってない
心臓だけど
残りかすってあるもんなんだよ」
白徒がニヤニヤしはじめた
「死にかけの一滴ってなんであんなに
美味しいだろー
というよりか本家の霊力が美味しいのかな?
だからさ
君達ノ
心臓
チョーーーーーーーダイ」
子供の姿をしているが4人に向けられるその
目線は、捕食者の圧だった
大志が放った炎でさえも
かき消す程の威圧感
逃げたくても逃げれない
体が
本能が
死ぬ事を受け入れている
その中で大志がつぶやく
「お前が・・・とーちゃんを
殺したのか?」
白徒が優しい笑みで答える
「君は、有我の息子かい?
良く似ているね
あれは、僕が殺したと言うより
彼に宿った鬼が肉体が滅びるまで
戦ったが正解かな??
彼は、戦闘中に死んでいたんだ
ふふふふ
邪鬼を殺す前に自分が邪鬼になっちゃって
ホントおかいしよね
ばっかみたーーーーーーい
あんな出来損ないの父をもって君は不便だね
かわいそうに」
白徒の高笑いが戦場に響く
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