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~軍団討伐1時間前~
レイアス「スティーブさんなにを?」
スティーブ「まぁ、レイアス見ていなさい…」
フワフワと浮かぶ不思議な本の前に 鉄の剣 と 青い鉱石 を置いてスティーブはページをめくる。
スティーブ「ふむ…久々だが上手くいくと良いのですが…」
スティーブはページの文章を指でなぞる…
すると 不思議本 が 青い鉱石 を吸い込んだ!
そして鋭い光が 鉄の剣 に見えない文字を刻み込んだ!
スティーブ「うん!成功した!久々だから不安だったんだw」
レイアス「あの…さっきからなにを?凄い事は分かりましたけど…」
レイアスは目の前で起きた不思議なことに思考回路が付いて行っていない様子だった。
するとスティーブは ふふん と胸を張り得意げな顔で語る。
スティーブ「ふっふっふ…これはだねレイアス君! "エンチャントテーブル"という代物さ!なんの変哲も無い剣だったコレにはいま "耐久"攻撃力UP"アンデット特攻"その3つの能力が刻まれたのさっ!」
レイアス「す…凄い!武器にアビリティを付与するのか!!それに"耐久"だって!?クワに付けたら畑仕事がはかどるじゃないか!」
スティーブ「もちろん武器だけじゃなく防具にだって可能なのさ!…ただ、付与する能力がランダムなのは 玉にきず ってヤツだね…。今回は大成功さ!」
レイアス「早速村のみんなに見せに行きましょう!俺が思うに 士気 が上がりますよ!」
部屋飛び出した2人…それを迎えたのは笑顔の村人たち…。
…ではなく、不安 恐怖 その2色に染められた村人たちの表情だった。
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