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少年「どうやったら元の世界に戻れるんだ…。」
少年は四角い平原に座り込んでいた。
少年「きっとこの四角い石が脱出の鍵に違いない!よし!」
彼は立ち上がった。元の世界に帰るために。
~時は12時間ほど遡る~
ここは冒険者の集まる町。
冒険者ギルドは慌ただしく楽しそうに依頼をこなす冒険者が溢れている。
ギルド長 ガナン が怒鳴り声なのか呼び声なのかよくわからない大声で少年と少女を呼ぶ。
ガナン「レイアス!イリス!さっき帰ってきた冒険者が面白い土産を持って帰ってきたぞ!」
レイアス「なんですかそれ!…四角い…石?」
彼は 冒険者レイアス 四角い石をまじまじと眺めて これの何が面白いのか少し困惑しながら眺めている
イリス「四角い石だね…」
コロン「キュー」
彼女は イリス 記憶喪失でその記憶を取り戻す為レイアスと共に冒険をしている。
コロンは彼女のペットである。
ガナン「いや見事に真四角な石でな!だが小石の集まった石が表面はツルツル角はピシッとしとる!ちょいと不思議な感じがしてな!」
レイアス「言われてみればたしかに不思議な感じがしてきました!!」
レイアスは四角い石を持ち上げて様々な角度からまじまじと眺めている。
異世界に飛ばされるとは微塵にも疑わずに。
レイアス「いやー見事に四角いですね…。表面なんか鏡みたいだ…。…っ!眩し!」
レイアス「ほんとに太陽の光が反射するほどツルツルテカテカなんだな…油断しましたよガナンさ…。……イリス…?」
彼は草原に立ち尽くしている。
そして元の世界に戻るための 冒険 が始まった。
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