そして時は戻る。 レイアスパート

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レイアスが消えてから数時間経った冒険者ギルドには レム と ロイ がすでに揃っていた。 レム「とても興味深いわね…。閃光と共にその 石 とレイアスが消えちゃうなんて…。」 彼女は レム 街で小さな店を構え、錬金術 を用いた冒険者に必要なアイテムを販売している。 世間で知られているのはそれだけで、彼女の出生や情報の類はあまり詳しく知らされていない。 彼女の紫色の瞳には膨大な知識が秘められていると言うのは間違いないだろう。 レム「およそその石は 魔力を高めて強大な力を授ける …って名目で有名な 賢者の石 だったんじゃないかしら?レイアスの 召喚術 の力が増大して異次元に飛ばされた……。とか?」 ロイ「しかし、賢者の石 なんて空想の代物や伝説の一種と呼ばれてるんだぞ?そんな道端に転がってるわけ無いんじゃないか?」 彼は ロイ 若くして騎士団第3部隊の隊長を任されている。 レイアスとは幼馴染で小さい頃は良く遊び良く喧嘩したほど仲が良い。 隣国から レイアス消失 の手紙を受け、任務を部下に任せ飛んで来たのだと言う。 彼の蒼い瞳はまだ冷静を失うことはないようだ。 ガナン「レイアスも消え、原因であろう四角石も消えちまった以上どうしようもねぇってか…。」 イリス「…コロンも……消えちゃった…。」 冒険者ギルドでも原因が掴めず暗雲が立ち込めていた…。
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