転生は好の気に

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転生は好の気に

??? 人類は根本から間違えてしまっている。 今どれだけの人が間違いを犯し、その犠牲になっているのだろうか? 間違いの出発点は弥生時代からだ。 弥生時代、それは日本の米の出発点であると同時に、上下格差を生み出すきっかけになった時代である。 村をまとめるために村長を作り出したとはいえそれは立派な上下関係を作り出していることと同じである。 それは今でも語り継がれ、その結果が上司と部下、社長という位置関係だ。 社長の跡取りである息子は幼少時代から厳しい過酷な環境に入れられるだろうが最後は社長となり ハッピーエンドで世を去れるだろう。 じゃあ庶民はどうだろうか? 幼少から自分の将来成りたい!と思う仕事を就くために仕事をする。 その成果により天職に就けたとしても給料が低かったら? この世界は頑張った人が勝ち組と言われているかもしれない。 けど、それは間違いだ。 生まれてくる環境が極厳なら頑張ったって金が足りなく専門学校にすら行けず就職。 くだらない。 頑張ったって無駄なことは無駄だ。 だから俺のモットーは 【普通が一番】だ。 別に幸せなんて無くたってかまわない。 不幸だってあってかまわない。 そうこの時までは思っていた。 好気はいつ訪れるかはわからない。 少なくともこれで幸せになれるか? 自分が憎いな。 さっきまでの自分と考えが交錯してるじゃないか。 まぁいい新しい世界でも【普通が一番】で生きていくか。
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