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俺は座布団の上に正座いや、オヤマサンスワリしていた。
前にはちゃぶ台、その向かいには碧色の眼とエメラルグリーンの腰まであるだうろが同じく座っているから床についてしまっている髪。
美人と言う人もいるかもしれないと思いつつ、実際は美少女って皆考えるかもなーと、考えが矛盾している幼顔。
ちょっと二次元の人じゃないかと思った。
ピンクの可愛らしいレースをまとい(薄すぎて下着透けてるんですけど)
薄すぎて下着が透けているせいか自視直でもわかってしまう(透けていなくてもわかる)幼顔からは想像できない豊満で 膨よかな、存在を自ら自重している胸。
まぁ自分からすると眼の方が気になるが。
「こんにちわ」
耳を透き通って行ってしまうのではないかと思ってしまう安らぎを与える美声。
やはり二次元キャラではないか?
「私はゲームのキャラクターではないですよ」
俺の考えてることがわかるのか?
もしそうだとしたらすごいとは思うが失礼だろう。
「じゃああなたは誰ですか?」
「神様」
少女は真顔で答えた。
「そうですか」
「驚いたりしないんですね」
「まぁ、はい」
驚かないというよりは驚く理由が見当たらない。
なぜなら、
俺はついさっき死んだのだから。
高校一年生に成り立ての俺は部活動にもまだ入部できていなかったため、幼馴染と一緒に帰宅路を進んでいた。
幼馴染は元気で人が良く周りにも頼りにされるし、
中学のころにもよく告白されていた。
本人から聞いた話だが好きな人がいるからと断ったらしい。
そうなんだと答えたらいきなり所持していたバックでなぐりつけられると非痛な思いもした。
だがなんだかんだでいつも絡んでくる幼馴染を俺は好きだ。
異性という意味で、ではないが。
その幼馴染を最後に守って死ねれたことは良かったと思っている。
四方の交差点。斜めに進むことも可能なここでは人混み時間だとぶつかり合いも少なくはない。
今は時間も速めのために人もほとんどいない。
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