ゾンビ

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ゾンビ

 深夜のフローズンの薬局に麻薬中毒の少年少女達が薬欲しさに乱入するが警官隊が到着したことによって銃撃戦となる。彼らは警官隊からの銃弾に全て倒れたかに見えたが一人残った少女が警官を射殺してしまう。警察署に連行された少女は、取調室で刑事に名前を聞かれた際に『ゾンビ』と名乗り、それが彼女の呼び名となった。  ゾンビに終身刑が下り、護送されて目が覚めると殺風景なベッドルームに入れられており、ウィルキンソンという政府の秘密警察官を名乗る男が現れる。彼女はそれまでの自分の記録を消され、別の人間として政府に雇われた暗殺者としてここで訓練を受けて生きるか、それとも死ぬかの選択を迫られる。ゾンビは反抗し逃げようとするが叶わず、暗殺者としての訓練を受けることとなる。ゾンビは反抗しながらも、めきめきと頭角を現していく。  数年後、ゾンビの誕生日……。ゾンビはウィルキンソンに街のレストランに連れて行かれ、手荒い最後の訓練を受けさせられ秘密訓練所の生活を終える。ナタリーというコードネームと仮の職業を持たされ、街で一人暮らしすることになったゾンビは、スーパーで会計の時にレジに立っていた男・ジョージと恋仲になるが、それでも暗殺者としての仕事は与えられる。  ある任務で予定が狂い、その後始末と酷い顛末に憔悴して戻ったゾンビに、ジョージはゾンビの裏の顔を知っていること、それでも愛していることを打ち明ける。裏仕事を止めることを奨められゾンビは一人逃亡し、残ったジョージは後を追ってきたウィルキンソンに、ゾンビの置き土産のマイクロフィルムを渡し、ゾンビの行く末を託す。
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