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「ん? この場所は……」
五つの事件現場の中央に当たる場所。そこはオズワルドの見知った場所だった。
「何か気づいたことでもありました?」
ジッと地図を見ていたオズワルドを怪訝に思ったのか、近くにいた憲兵が声をかけてきた。
「いや、ちょうどこの地域に知り合いの魔術師がいたのを思い出したんだ。わたしよりは禁呪にも詳しい筈。少し話を聞きに行って来よう。後は任せる」
「はい。お気をつけて」
憲兵はそれ以上深く尋ねることは無かった。オズワルドは現場を憲兵たちに任せると、一人、事件の中心地へと向かった。
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