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チャイムの音がなり、退屈やら恥ずかしいやらで疲れた体をほぐすために伸びをする。
「んーーーーっと。」
1時間目は定番の自己紹介をしようという時間であった。
もう、朝の遅刻で充分目立っている僕は無難な自己紹介をした。
のだが、先生が質問を募集した時にきた質問は無難とは言えないものだった。
女子からは
「彼女はいるんですかー?」
「好きなタイプはー?」
などといった、恋愛に関する質問ばかりで、僕の頭を抱えさせるようなものであった。
また、男子からは、
「兄弟いるんですかー?」
「DTですかー?」
下ネタやらなんやら、まだ中学のノリが抜けきっていないような質問ばかりだった。
というか、共学で下ネタをさらっと言える精神を僕は尊敬するよ。
で、その質問に当たり障りなく返答した僕だけど、こんな質問されて戸惑わないのかって思う人いるよね?
昔も僕は戸惑ったし、頑張って目立たない努力もしたさ。
けど何も意味をなさなかったんだよ。
もう黒歴史と化した中学時代の話ーーーーーーーー
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