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これまでも怖いモノを視たことは何度もあり、その度に両親や周りの大人に話していた。
なだめてはくれても、本気にしてもらえていないのは当時も感じていた。
だから曽祖母の言うことを理解したのだろう。
しかし、あたしは自分と曽祖母にだけ視えるモノと生きている人たちを見分けることができない。
それで二人にしか視えないモノに遭遇すると、必ず彼女が教えてくれた。
二人だけの秘密を持ったせいか、あたしは以前にも増して曽祖母が大好きになった。
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