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叔母が訝しげにあたしを見ている。
「どうしたの?」
叔母は困ったような顔をした。
「せっちゃんがお話ししているのは、じぃじの家にいたひぃばぁばなの?」
「うん、ばぁば、まえはじぃじのおウチにいたって」
「お祖母さんが言ったんだね?」
叔母は青ざめて声が震えていた。
「うん。
ね~」
あたしは曽祖母を見上げた。
その顔は悲しげだった。
「どうしたの?」
「せっちゃん、好恵おばちゃんには、ばぁばは視えないんだよ」
「え?」
その時、あたしは気がついた。
「うそ……」
曽祖母は優しく微笑んだ、あたしを勇気づけるように。
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