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「何の病気」
「胃の病気なの。こんな私をもらってくれなくてもいい」
「そんな……」
僕はお先真っ暗だと思った。これまでレリアと幸せな人生を送っていけると思っていたのに……
「私はダロスに、もっと体が健康な人と付き合ってほしい。私という人を私はおすすめしない」
「でもそんなの。僕はレリアだけを大切に思ってきたのに」
「他にも相手はいるよ」
「今度、会えないかな」
「私はあまり動いたらいけないの」
「そうなんだ」
僕は悲しみの中、キャンパスに通った。でも成長しようという気持ちがあれば、きっと人生は開けていく。
さよならの理由。それは、体の病気。(終わり)
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