Dreaming Girl

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今まで男友達がいなかったから、意識しないのも難しい…。 とにかく暴走しないように妄想も禁止!! 出来るだけ距離を取って…心を落ち着けよう…。 ……と思ったのも束の間。 お昼休みはいつの間にか一緒に食べることになっていた。 そして何故か坂上くんの隣が定位置の私…。 「相変わらず美味そう。料理上手なんだね」 「そんなことないよ!私も社食にすればよかったなぁ」 「えっなんで?」 「えっと…美味しそうだし」 …本当は、他の3人が社食なのに自分だけお弁当っていうのがなんかなぁって思ったんだけど。 「あっじゃあ食べてみる?」 「えっ?いいよ!悪いし!!」 「いいからいいから!ここの唐揚げ一番お気に入りなんだ」 お皿ごと差し出されて、断り切れない…。 申し訳なく思いながら一つ頂く。 「…本当だ!美味しい!!」 「でしょー!代わりに卵焼き貰っていい?」 「あ、うん…」 卵焼きを箸で摘まんで坂上くんのお皿に…… パクッ 「…うん、美味い。ご馳走様」 ええーーーー!!?? い、今私の箸から直接……!! ……いや、友達同士なら普通だよね!? よく考えたら私だって女の子とはするもん!!
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