Dreaming Girl

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しかしそれからも困難(?)は続く…… お腹いっぱいの午後、廊下を歩きながらつい欠伸をしてしまう。 「こら、有村!」 「ひゃぁっ!ごめんなさい!!」 ……ん? 振り返ってよく見ると、お腹を抱えている坂上くん。 「もう?!本当にビックリしたよー!」 「ごめんごめん…はい」 笑いながら手に握らされたのは……キャンディ。 「眠気覚まし。いつもポケットに入れてるんだ」 「…ありがとう。私も今度からそうしよう」 「あと……」 ポン、と頭の上に手を置いて顔を覗き込まれる。 「…あんまり無防備な顔見せちゃダメだよ!」 きゅんっ! ……じゃないよ!! 単純過ぎる私のバカー!!
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