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先輩に頼まれて資料室に資料を戻しに行った時は……
「うーん…もうちょっと……」
一番上の棚に、ギリギリ手が届かない……。
その時、脚立の上でバランスを崩してしまって……
「きゃあっ」
ふわっ
……あれ?痛くない?
「…危なかったぁ。無茶しちゃダメだよ!」
「さ、坂上くん!!」
落ちそうになった体を受け止めてくれていた。
そのまま軽々と抱き上げて、床に下ろしてくれる。
「……ありがとう……」
「はい、貸して?」
更に受け取った資料を上の棚に戻してくれた。
……なんで……なんでなんだろう……!?
意識しないようにしようと思えば思うほど、こんなことばかり……!!
まるで少女マンガか私の妄想そのもの……これじゃ意識しまくっちゃうよ……。
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