狂、、、

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狂、、、

あれから半月くらい経つ。 初夏。一学期がもうじき終わるという頃。背中に強くなり始めてきた太陽の陽をすがすがしく浴びながら学校へと向かう。 今ではあの生まれてはじめての告白もいい思い出。 でも、なんだろう。諦められない。そんなことを最近感じるようになってきた。 もちろん、振られた立場というのはわかっている。でも、なんだか心に切りがつけられない。こんな感情、邪魔なのに。なくったっていいのに── 今日もこんなグチャグチャの心であの子と友達として仲良く喋る。 それはとても楽しい瞬間でとても心が落ち着けて……自分にとってはなくてはならない時間だった。こんな瞬間が戻って本当によかったって思っている。 でも、友達関係に満足できない自分もいた。 ──もう一回、告白してしまおうかなぁ── そうも考えるようになっていった。
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