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「その佐々木さんは、数年前に娘さんを事故で亡くされていて――、私の隣にいるこの子、まだうら若き21歳のヘルパー、山本愛子ちゃんをまるで自分の子供ように可愛がっているの。ねー愛子ちゃん!」
突然自分の名前が出てきたせいで、慌てて飲んでいた白いカルピスサワーをテーブルに置き「初めまして山本です、これからよろしくお願いします」と笑顔を作って挨拶してくれた。
「こちらこそ、よろしくね」
「この子、この若さなのに、時々患者にいるでしょ? スケベじじい、そんなやつにお尻を触られても、笑顔で返す優しい子なんだよ。そんなに気が付くタイプじゃないけど、いい子だから他のナースからも可愛がられているんだよねー」
そんな松下さんの言葉にも、愛子ちゃんは笑顔で返している。
色白ポッチャリの、おっとりした感じで、とても穏やかな雰囲気だ。
あっ、この子オッパイがプリンスメロン級……、羨ましいな……。
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