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「あ、あの、ずっと騙してて、ごめんなさい!!」
しずくちゃんは、中年のおじさんでも、ヤバイ人でもなかった。
普通の女の子どころか、同じクラスのおとなしい女の子、しずかちゃんだったのだ。
「こ、このことは、秘密にしていただけないでしょうか....?」
しずかちゃんが、うつむきながら、目線だけをチラチラと向けてくる。
「わかった。秘密にするよ。」
「....ありがとうございます。じゃあ、今日は..」
そういって、しずかちゃんは席を立とうとする。
「ただし!ひとつ、条件がある!」
緊張した面持ちをしたしずかちゃんを一度座らせる。
「な、なんでしょうか。」
わたしはニカッと笑って言う。
「最初の予定どおり、今日1日わたしと遊ぶこと!」
「ふえっ?」
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