暁の勇者タケルと悪の帝王ハーシュハイザー

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「話が、ざっくりしすぎ!! 『なんだかんだ』の部分で何が起きたの!? 起承 ()しかないよ!!転がない転が!! あと、いちいちフルネームで呼ぶな!!」 「そのたけのこ タケルが、何でこんな雪山の山頂に、犬を連れてレオタード姿で現れたんだ!?」 「お前が呼んだんだろ!! 私の豪邸に送って来たこの脅迫状に、そう書いてあったから来たんだ!! そうしないと、エリーザを返さないって、お前が書いたんだろ!!」 「それは俺が二年前に書いた脅迫状だ」 「お前、二年間もここに居たの!? っていうか、俺は二年間も妻が拐われた事に気付かなかったの!? 俺もバカじゃん!!」 「それより、この辺でエリーザを見なかったか?」 「逃げられたの!? 早速!?」 「タケル~!助けに来てくれたのねタケル~!」 「エリーザ!! って、20㎏くらい痩せてるし、坊主頭になってる!!」  もはや拐われる前の原型をとどめてない!! 「っていうか、何でお前達二人もレオタード姿なんだよ!! 我らキャッツアイか!!」 「たけのこ タケル! お前みたいな泥棒猫にフリーザは渡さん!!」     
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