347人が本棚に入れています
本棚に追加
そう言った私の言葉が気になったのか、陽太は私にユーザー名を聞き出すと、すぐにそのページを開いた。
「この世で一番おいしい飴」
私の投稿したその文字列を見た陽太は、じっとその画面を見つめた後険しい顔で
「なんか……使い方違わない?」
とこちらを見た。
「そうかな?知りたくない?みんなの一番おいしいって思う飴」
「あめの考えていることはよく分からない」
そう言ってふーっと息を吐いた陽太は、なんだかんだちらほらと私のユーザーページを見つめていた。
気になってるんじゃん。
思わずそう言いそうになったけれど、彼が機嫌を損ねそうな予感がして言うのをやめた。
しばらくすると、受信箱の数字が2,6,7と数を増やしていった、
「きたきた!」
そう言って私がユーザーページを開くと、陽太はそれに従うように私のページを見つめた。
「あっ!」
私が思わず声をあげると、陽太は
「ほら、見ろ」
と自慢げに声をあげた。
最初のコメントを投稿しよう!