死ぬほど愛してる続2

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「あの子…自分で自分の父親を通報して事情をきちんと説明して警察にあの人を引き渡したんだって。警察の方にしっかりした子ですねって褒められたけどちっとも嬉しくなんてなかったのよ。その後私ったらあの人のいないこれからに戸惑うばかりでただ廊下に突っ立ていた私にこう言ったの。」        【邪魔】      「その時のあの子見て現実を見ろって言われた気がしたわ。暗いけれど何処か執念をも帯びた瞳で私にそう言った。一度も反抗なんて見せなかったのに。その時、あの子の腕にはぐったりした貴方が抱えられていてなんとなく察したわ。」        別にそれに反対ってわけじゃないから安心して。        「大丈夫。ちゃんと彼は学校に行ってるし、休んだのもこの3日間だけ。稜くんは体調不良でいつ復帰できるかわからないってことになってるし。稜くんの両親も今は大好きな人のそばでって了承してくださってるから。」        だから            【独りにならないで】            その言葉が俺の胸に大きく突き刺さった。  
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