黒き死神

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「さて、ショータイムといこうか」 閉館された美術館…… 2階、中央ロビー…そこに王冠はあった。 俺はそれを確認すると、 いつものように能力を使う。 『異能力』と名付けたソレは、 幾度となく…俺を助けた。 異能力、shadow……そう呼んでいるソレは 影を操る能力。 物体を擦り抜け…かつ触れようと思えば 触れる事が出来るソレは、 怪盗業にうってつけだった。 「無能な警察、御苦労様」 世界の名探偵Lさえも欺き続ける俺は、 例えるならば、世界の怪盗と言った所だろうか。 元々は盗品だった此れを戴くだけなので、 厳密には盗みと言えない… と、個人では思っているが。どうなのだろう。 王冠を片手に、宙へ飛ぶ。 直ぐに影が翼を創り……空へ舞った。 今日もまた獲物を逃した警察は、 無能と世間に叩かれるだろう。 そんな様子を思い浮かべながら嗤う。 「閉幕だ」 向かう先は、アジトである屋敷。 お化け屋敷と恐れられ、誰も近寄らない其処には… 様々なお宝が並べられていた。 最新のセキュリティをクリアし、 中へと入る。 並べられる宝の数々に、王冠を加えた。 世紀の怪盗の名は……X…。 monster robber X・Iの略称である その名を持つ怪盗は、 次回予告を警察に送りつけてベッドへと向かう。 この時、まだ誰も予測していなかった。 よもやXがキラ事件に関わる事になる事を。

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