はじまる

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「こいし目を開けて」 (こいし?私はなずなだよ) そう思いながらそうっと目を開ける。 目の前にはさっきと変わらない景色がひろがっていた。 (なあんだ、なにも変わっていないじゃない) 文句を言うためにこいしが座っていた方を向くとそこには誰もがいなかった。
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