はじまる

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「待っていたってどういうこと?」 「貴方のおかあさんは本当に貴方のおかあさんだったとおもう?」 「どういうこと?」 なずなはすっくと立ち上がって私を見下ろしながら笑う。 「貴方は私の子供だったはずなんだよ」 (・・・私がこいしの子供だった?) 「身体をとられて十数年、ずうっと次の子がくるのをまってたら、まさかあいつの子供がやってくるなんて、あははは いい気味だ」 「まって、お母さんが貴方に何をしたの!?」 問いかけると、こいしだったなずなは スウと無表情になり冷たくいいはなった 「私の身体を奪って逃げたのはお前の母親なんだよ」
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