ドラマ

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【 】内のお題により川柳を作りなさい 【ドラマ】 (ドラマかあ。こりゃあ、難(むつか)しかばい)  僕は頭をかかえた。週刊文春に掲載されている『川柳のらりくらり』、柳谷喬太郎師匠の出題だ。僕は、このところ川柳に凝(こ)っているのだ。 (『川柳のらりくらり』は、お題があるのがいいね。何も無いところから、ただ川柳を創れと言われても、そりゃ無理だ。課題を出されないと、脳みそが動き出さないのは、昔の受験勉強の名残(なごり)なのかな。それにしても、ドラマは無いだろう、ドラマは。大体が、川柳て言うたら、日本の文化やろうもん。何(なん)で、ドラマやら、外来語ばお題に出すとや!)  毒づいてみたが、出されたものは仕方が無い。 (3週連続で選外だったから、自尊心がかなりダメージを受けている。ここらで一発良(い)いところを見せたいもんだ。もとより、何も無いところからは、何も生まれないのだ。さて、自分のこれまでの人生で、ドラマチックな出来事はあったやろうか?テレビドラマにしたいような名場面だ。僕は、腕を組んで沈思黙考したが、駄目だ。何も浮かばない)
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