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これは昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました的なありふれた書き出しから始まる物語ではありません
きっと昔話よりも現代チックで、ハツラツとした刺激に満ちたエンターテイメント性あふれる物語なのでしょう
さてさて、世にも奇妙奇天烈、奇々怪奇なこの物語の舞台は・・・どこでもいいのですが、まあ無難に下北沢辺りにでもしておきましょうか
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桜萌ゆる4月、1人の大学生がおりました。
彼の名は、「南野廉太郎」
千葉県出身の好青年でございます。
彼は今年から大学生。下宿を探して不動産屋を巡っている次第でございます。白鳥麗◯でございます。
「中々家賃4万円以内の物件ってないんだな。東京の物価が高いって本当なんだな。」
千葉出身が何をいう。少々頭の出来が悪い大学生でございます。こんなのが大学生になれるんですから、日本というのはまあなんとも懐の広いお国なのでしょうか。
すると、彼の目に『家賃3,8000円・1LDK』の文字が飛び込んできました。
いわゆる天啓というものでしょうか。
その刹那、彼はその物件に運命を感じました。
2時間後、彼は実物を見ずして契約を終えてしまいました。
南野廉太郎の長所、それは決断力でございます。
そして短所は・・・言わずもがな、軽率さ、でございます。サ◯エでございます。
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