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「永遠はないかもしれないけど……」
君が僕の頬に、長く細い指を這わせる。
ずるいなぁ。
否定の言葉なんて聞きたくないのに、逃げられないじゃないか。
君の指の感触が僕を痺れさせる。
「純が望む限りずっと、俺は愛し続けるよ」
真っ直ぐな瞳。
嘘なんかじゃないって、あっという間に信じられるからすごい。
「期限付きなんだ? 」
「そう。純が飽きるまでっていう期限がある」
「君の気持ちはどうなるの? 」
ちょっとした意地悪をしてみる。
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