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僕が笑ったら、君はいっきに顔を近付けてきた。
「……ちなみに、俺の愛は返品不可」
返答しようとしたら、唇を塞がれた。
また味わえる、愛しい感覚。
もちろん、僕だって返品するつもりなんかないよ。
桜の花みたいに、綺麗なときは永く続かないのかもしれない。
永遠なんてないのかもしれない。
けれど、君がいるなら。
君がいるなら、信じられる気がするんだ。
永遠に近い果てない幸せが、待ってるんだろうなって――――。
――終――
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