鴉色の暗殺者(メイド)

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鴉色の暗殺者(メイド)

 とある御国が、静かな湖畔を中心に設立されて、早何万年。  退治した筈の吸血鬼達が再び戻ってきて、地下に住処を置き始めて早何千年。  地上にも吸血鬼が蔓延って、人間と対立を始めて早何百年。  吸血鬼から民を守るためと、銀色の十字架を掲げる騎士団と言う組合が出来、平和が戻りつつあるその御国、名を――アウァーリペリティア――と言う。  そんな御国の長である国王が住む絶対の城、アール・マジェスティ王宮に、メイドとして仕える一人の少女。 これは、そんな彼女がメイドになるまでの少し狂ったお噺。
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