営業のアルバイト

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営業のアルバイト

「瑠璃、とった!!」 大きいドスの聞いた声で上島さんがドヤ顔でこっちをむいてくる。 体重100キロ近くある巨体の主婦だ。 正直そんなに仲良くないのに名前で呼んで欲しくないが、会社に女性が少ないからか、群れをなそうと集団行動を好む。 私はテレアポの営業を行っていたのだが、 いつのまにか現場にでるようになっていた。 ほぼ、家族経営のような小さな会社を訪問し、契約をとっていく。 自分でアポをかけるだけではなく、内勤営業のとったアポをまわったりもしていた。 上島さんはもちろん内勤だ。 そんな上島さんのとったアポが始まりだった。
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