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それにしっかりメリ込んだバッドを握り持ち上げる。
赤い汁でぬらぬらして持ち難い。
しかしそのまま海水で洗うことなく、俺はヌルヌルしたバッドを握りしめた。
そして何度も何度もそれに叩きつける。
バスッ
バシュ
ボスッ
ゴッ
部位によって音が変わるのが面白い。
赤い実と種。
アア、西瓜を食べるのが楽しみだ。
いい塩梅にまで叩き終わった俺はバッドを投げすてて馬乗りに跨った。
左手は砂浜に、右手は指先を揃えてグット力をこめる。
そして白目と皮膚の際に右手を力任せに指を突き立てると、指先に力を込めて指を持ち上げた。
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