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「ふん。そいつは俺のモノだ。お前らにはやらねぇよ」
はい、出ましたー!
オレのもの発言!!
オレは誰の物にもなった覚えはありません!
とにかくこのままでは二人のケンカ?に巻き込まれかねないので、なんとかコウの腕の中からの脱出を試みる。
が、しかし腕を引きはがそうとすればする程力強く抱きしめられる。
あれ、脱出不可!?
「しっかしまぁ、リュウもよくこんな極上な人間見つけたねぇ??妖たちの間ではこの話で持ちきりだよ??キス魔最強の男が極上の人間に所有印をつけた、ってね?」
「それで興味本位で近づいたって訳か。その辺の小者と変わらねぇな」
「ちょっと、久しぶりに再開した幼なじみにその言い方ひどくなぁ?い?これでもアンタと並ぶくらいのキス魔なんだけどぉ?」
さして傷付いてもいなさそうな表情で抗議するコウ。
え、幼なじみ?
ってかやっぱりコイツもキス魔か、コンチクショウ!
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