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思い出のレストラン
子どもの頃、住んでいた家の近くにレストランがあった。
そのレストランは駅前の商店街のはずれに建っていた。いなかのさびれた商店街には似合わずとてもオシャレな店だった。赤い三角屋根に白い壁、木枠にガラスの入ったドア。ドアと同じような木枠の窓からはレースのカーテンが見えていた。扉横にはフランス国旗が掲げられ、その反対に木でできた小さな看板があった。そこにはフランス語で店名が書かれていた。
瓦屋根の典型的な日本家屋に住んでいた私にはその西洋風の建物がとても物珍しく映ったものだ。
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