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それから時が経ち、小学校三年生の時、ひょんなことからレストランへと行くことになった。クラスの同級生があのレストランに行ったことを自慢していたのだ。
小学校に上がってからはレストランの前を通ることもなくすっかり忘れていたのだが、言われた瞬間にすぐ思い出した。
同級生はレストランに行ってかたつむりを食べたとか、舌平目がどうとか、フランスパンは食べ放題だとか、ケーキが美味いとか自慢していた。
でも、誰も信じなかった。なぜなら、そいつは昔から嘘をつくことで有名だったからだ。自分の父親はFBIの捜査官だとか、自分は王室の子どもでいずれイギリスの王子と結婚するとか、いくら子どもでも信じないような嘘ばかりだ。だから、この時もまた嘘だろうと皆思っていた。
いつもなら適当にはいはいと済ませるところなのだが、その日はあまりにもしつこかったので、友人と二人で本当かどうかレストランに行って聞いてみようということになった。
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