第4分岐 真実の代価…

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学校に着くと校長室に案内され 写真を持って来た人物、校長、理事長と 3人が座っていた。 写真を持って来たのは男だった なぜ女子校に? 「三神先生、そこに座ってください」 理事長に言われ、校長先生の隣に座る 「あなたが三神先生ですか? ダメじゃないっすか~ 学校で、それも生徒に手を出すなんて」 そう言って昨日、体育館でしたキスの 写真を見せられる。 言い訳が出来ないほど、しっかり おれと夏奈の写真が撮られていた。 「バスケ部の部長でスター選手の天音 夏奈。 相手はバスケ部、顧問で担任の三神先生。 こんなの週刊誌に載ったら学校のメンツは 丸潰れですね。評判ガタ落ちですわ」 男は大きな態度でおれを見る。 校長と理事長がしどろもどろしていた。 「学校に迷惑をかけたくありません。 その写真とネガ、いくらで売ってもらえますか?」 真剣な目を男に向ける。 「話が早くて助かりますわ!250万でどうですか?」 ちっ、人の足元見やがって… でも流石だ。それくらいの金額なら おれが無理でも学校側は払うだろ… 学校が払えるギリギリの金額だ。 でも交渉でおれが負けるわけなかろ 「おれのクビと150万で手を引いて欲しい もちろん、教師ももうしない。 それでどうにか…」 男に頭を下げ、言う。 男は組んでいた足を直し、おれの髪を掴み 「あんたのクビか…そんなんもん この不祥事がバレた時点でないだろ」 男はバカにされたと勘違いをし 少し怒っているようにみえた 「だが、今ここで教員免許を燃やせ それができるなら150万で手を打ってやる」 男はそう言って笑い、掴んだ髪の毛を離す。
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