第4分岐 真実の代価…

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新くんの事件が忘れたくて 私は直人に別れを切り出した でも直人は別れてなど、くれなかった 逆に怒った直人はその日から 私を薬漬けにした。 覚せい剤… 打たれ続けた 何度も何度も… そして、直人に飽きられ捨てられた でも私の体はクスリなしでは もう生きていけない… お金のために色んな風俗店で働いた。 何度も死にたいと思った でもクスリをすれば死にたいという記憶も 飛んでしまう。 その虚しい連鎖の中、 私は『石田』と言う人間に出会った 石田は人生をやり直したくないか? ifの世界ならそれが出来るよ 私は何度も頷き、石田に涙ながらにお願いした やり直したい、新くんに会いたい、と そしてこの世界に来た。 高校生の時、付き合ってくれて嬉しかった あの時の気持ちは忘れれない。 初めて1つになった時、2人とも 初めてで、2人でムードもないまま 探り探り、したね。 初めてが新くんでよかった 付き合ってるだけでも すっごく、すっごく幸せだったのに 新くんからのプロポーズ。 嬉しすぎてその場で泣き崩れて 回りに注目されたね。 恥ずかしそうに泣き止むまで 抱きしめてくれた。 あの暖かさは今でも忘れない。 初めて妊娠した時、涙が出た それ以上に泣いて喜んでくれる新くん 喜んでくれた新くんに喜んだこと。 思い出すだけで 私は幸せになれる いっぱい、いっぱい幸せをありがとう 新くんと離婚する位なら私はもう この夢の世界を終わりにします もう1つの人生。if 新くんのおかげでとても幸せでした。 私の愛した新くんとの子ども よろしくお願いします 新くん愛しています 咲世子。
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