第5分岐 2人目

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口を拭き、 「付き合って……」 と否定をしようとする。横から割って 「うん!付き合ってみようかと思ってる」 え?開いた口が塞がらない。 思わず目を見開いた。 「どっちから?どっちから告白したの?」 冴島の目がキラキラ輝く。 恵理香はおれの顔見る。 「オレかい!待って!本気で言ってる?」 おれの計画は、前倒しになるけど… 付き合えるなら、おれは嬉しいけど 「え?なに?いやなの?」 嫌な顔をしたつもりはないけど、 返事が遅かったのか? 「それならちゃんと、告白したかったな って、思っただけ」 そう言って、恵理香の顔色を伺うと それで?それで?みたいな目をしている 「オレは一方通行だと思ってたから。よかった 改めて、恵理香よろしくな」 いつも、えり、えり、と呼んでいるから 大事な場面なので とりあえず恵理香って呼ぶ それに対して 「はい。よろしくお願いします。」 と恵理香が言った。 嬉しそうでよかったけど どうゆう心境の変化だろう? イケメンとしか付き合わなかったのに おれは自分と付き合ってくれることより そっちに驚いている。
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