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あとはストラップかぁ…
「ストラップ買うなら
別のお店に行くよ？」
頼られたことが嬉しかったのか？
リオラからの提案。
なんか生き生きしてるな…
契約を済ませ、違う店に行った。
な、なんだこれは、
そこは可愛いもので溢れるお店。
こんなの女の子しか入らないだろう
そんなお店だった。
入る事を躊躇っていると
「彼女のために恥は捨てよう
さあ！入るよ」
た、確かにそうだか…
カップルと勘違いされるの嫌だぞ
リオラに手を引っ張られ、
中に引きずり込まれる。
入ってみれば、なんてことはないな。
恥ずかしさもどこかに消え、店内を見渡す
一通りみて、１つ気になったのがあった
それは、ストラップにしては少し大きく
片手が埋まる大きさ。
携帯につける紐が無ければ、
小さいクッションと間違えかねない。
ハートの形なのだか、下の部分に携帯が
入りそうな穴が空いている。
赤と青があるし、これでいいかな？
手に取ると
「GOODです！」
と親指を立て、リオラのオッケーサインが出た。
いや、聞いてねーよ
全部リオラに選んでもらったって知ったら
恵理香が怒るだろなー
と思いながらそれを買った。
買ったばかりの携帯にストラップをつけ
家に帰った。
喜んでくれるだろうか？
気に入ってくれればいいんだけど
とりあえず携帯はテスト週間が終わってからだな
恵理香の事だ、渡したら勉強しなくなるだろう
おれからすれば早く帰れる
楽なテスト週間が終わった
明日からはいつも授業。
そっちの方が地獄だな…
テスト週間中に恵理香は彼氏と別れたみたいだ。
やっと明日、携帯が渡せるな…
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