第5分岐 2人目

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小説を読みながら横目でクラスをもう一度見渡す 担任はビビって見ないフリ。 関係のない奴らは何もなかったかの様にしている。 ただ咲世子だけが相変わらず下を向く。 日記に書いてあるし、信用してないにしても 少し警戒すべきか… 今、まさに警告したばかりだしな 様子を見るのもありだ。 担任は何もなかったようにホームルームを始め 早々にホームルームが終わらす。 入れ違いで 生徒指導の先生が来て 「三神、桐城、職員室に来なさい」 あーめんどくさい。 後先、考えず行動した結果だ 内容は聞くまでもない。 中庭に落ちた机の件だ。 「なんでおまえら2人の机が中庭で 壊れているんだ?ええ!?」 あー恵理香のも捨てられてたか… 話を聞き流していると 聞いてんのか!と言われる。 いえ、聞いてません。 すんませんでしたと言っておれは 恵理香の手を引き、職員室を出て行った。 職員室から教室に戻る途中、 恵理香がトイレに行くと言って おれは先に教室に戻った。 いつも読んでる小説を手に取り、読み直す 誰の小説かって? これはおれがifした時に書いた 小説風の未来日記。 内容は信じちゃいないが面白いことが書いてある 結構夢中になる内容とだけ言っておこう。 おれが読み直すのはここ 『恵理香がイジメを受ける』 イジメの発端はおれ。 恵理香と付き合いだし、イジメられ 咲世子が3組の山下直人と付き合いはじめて イジメがエスカレートしていく。 咲世子は今、教室にいるし 山下との繋がりもまだ、確認が取れてない。
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