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「ただいま…」
習慣って怖いな。
寝てるだろうに…
「おかえり」
咲世子がパタパタ、
リビングから小走りで駆け寄ってくる
寝てると思っていたから
「起きてたのか…」
突然の登場に驚く。
「起きてたよ~、新くん置いて寝ませんよ?
そんな新くんはどこで浮気してたんですか?」
手を後ろに回し、オレの顔を覗き込む
「してへんわ」
靴を脱ぎながら言う
「うそうそ!冗談。
お腹すいてない?軽く何か食べる?」
ニコニコしなが咲世子が言う
上着を脱ぐと、咲世子が手を出し
ハンガーにかけてくれる。
ワイシャツのボタンを外し
2人でリビングにいき、椅子に座った
「落ち着いて、聞いてほしい…
恵理香が死んだ…」
咲世子が目を見開き、両手を口元にして
ビックリした。
「え?な、なんで?」
同様する咲世子
そりゃそうだろう、おれも未だに信じられない
さっき起こったことを説明する。
咲世子が涙をため、最後まで話を聞く。
「なんでクスリなんて…
患者さんでたまにいるけど…
見てられないほど酷いものよ…」
涙をこぼしながら
咲世子の経験談を話してくれる
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